明治大学の新キャンパスと新学部 [コト]
わが母校がこの4月から新しいキャンパスを東京・中野に立ち上げました。
新学部は『総合数理学部』。 これを構成するのは3つの学科です。
「現象数理学科」「先端メディアサイエンス学科」「ネットワークデザイン学科」
なかでも「現象数理学科」は大変興味深く、モノ・コトから現れる複雑な現象を、数学で解明するというものなのです。 動物や植物の美しい模様、心臓の拍動や薬の吸収などの医学・生理学問題、交通渋滞や経済不況などの社会問題、流行やブームといった社会現象まで、身の回りに起こっている現象を数学を用いて解明していくという学問です。
二宮広和教授によれば、シマウマの縞は胎児の頃の早い段階で形成されると本数が少なく太くなり、逆にある程度大きくなってからできると数が多くて細くなるそうです。これはコンピューターで数値計算をするとその関係性が見えてきます。実践的なものとしてナノテクノロジーに応用すれば、合金を作る際によりよく混ぜ合わせる方法が導き出されたりするそうです。
「非線形偏微分方程式」というものが応用されているのが天気予報。コンピューターの演算スピードが速くなった今日、得られるデータが多くなり精度よく計算できるようになってきています。そうは言ってもなかなか当たらないのが天気予報ですが(笑)
この現象数理学を専門に特化した学科は日本では明治大学だけとのこと。
なんか誇らしいです。
2013-04-03 23:18
nice!(0)