BARっていいなぁ。 [アルコール]
清里での夜。食後はホテルのバーで一杯。
このホテルへのチェックインの時、カウンターのうしろに大きなオルゴールがあり音を聴かせて頂こうとしたところアクシデントが! なんと動かなかったのです。対応していただいたホテルマンにとっても初めてのことだったそうです。
併設のBARでも同じようなオルゴールの音色を聴く事ができるというので食事の後にこのBARにやってきました。
するとそこのバーテンダーはなんと先ほどのホテルマン。
大丈夫なのか...?とこの時は正直思いましたが、実はこのバーテンダーが実力派の凄い人だったと後で知ることとなりました。
まずは軽く一杯。
平日ということもあり他のお客様もひとりだけ。その方がお帰りになったところで、いろいろとリクエストをさせていただきました。
カミちゃんは、リサーチ済みだった南極で発見されたウイスキーのレプリカ、つまり復刻版をオーダー。特別にブレンドされたものです。
100年間凍りに閉じ込められて眠っていたウイスキーを南極の氷でいただきます。
氷に封じ込められた気泡が少しずつ溶け出し、パチパチとグラスの中でメロディを奏でます。
ボクがオーダーしたのは、『普段は芋焼酎をよく飲むのですが、癖のあるシングルモルトってありますか?』というリクエストに応えてくれたスコッチです。
熟成された古酒の趣。これはハマリそうですね。
氷はピックでひとつひとつ丸く削ったモノ。
グラスはバカラ。
チェイサーのグラスは ラリックです。
バーテンダーの薀蓄に耳を傾けて、美味しいお酒をいただいたこの貴重な時間はたいへん濃密でした。
つづく...