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焼きプリン4000個誤発注の記事 [コト]

11/11付け朝日新聞朝刊の社会面に小さいけれども目を引く記事が載っていた。 

『誤発注プリン4000個、学生が救う』

同日夜の報道番組『Mr.サンデー』でもこの事件?が報道された。その内容はというと...

京都教育大学生協で通常20個発注するところを誤って4000個のプリンを発注してしまった。発注担当者は20個と入力したが書類がキーに当たって4000個と打たれてしまったことに気付かなかったらしい。果たして4000個のプリンが到着。ここで初めて入力ミスに気付いたが、生ものなので返品もきかない。近隣の大学生協にも販売を依頼し(京都大学では1400個を受けたそうだ。ちなみに教育大では204個)、価格も通常105円から70円に値下げ。さらにある学生がツイッターでつぶやくと、生協の窮状に反応した学生たちが次々と記事を拡散。なんと一日で完売してしまったそうだ。

最初にツイートした学生は『顔なじみの生協職員を助けたい』と純粋に思って拡散希望をした。が受け取った学生たちは違う反応だった。『面白かったから』『イベントに参加できてよかった』など。

愉快な美談=日本人の秘めた良心、無意識の善意の心として紹介され感動を覚えたが、少し気になったことも。拡散された情報は、最初にツイートした人の想いとは違う方向に行ってしまうこともある。表裏一体の怖さである。

また『Mr.サンデー』では、中国で起きていた反日デモ関連のニュースの直後であったことも何かしらの意図があったように思うのは考えすぎだろうか?

さて、別のニュースソースではさらに詳細な情報があった。

京都教育大は学生数1500人、協力した京都大学は学生数2万8000人ほど。さらに学生だけでなく、うわさを聞きつけた近所の主婦らも買いにきたという。

件のプリンは『森永の焼きプリン』だそうで、同騒動を受け、森永広報部担当者は「弊社の商品を多くの方に購入していただき、大変感謝しております」とコメント。

SNSは正しく使えば本当に役に立つものだが、両刃の剣であることには違いない。


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